旅日記総覧
過去の自転車旅行・登山の訪問場所はカテゴリー「旅日記総覧」に記載しております。
プロフィール

muroto27

Author:muroto27
1984年大阪市住吉区生まれ。奈良県で自転車に乗って育つ。大学時代は自転車の部活に所属し、一人旅中に見た北海道・知床峠での羅臼岳の景色に圧巻され登山も挑戦開始。
横浜、大阪、福岡と転勤で過ごし、2013年4月からまた大阪へ。早く違う土地に行きたい・・・。

アクセス(2015/6/21~)
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29

稲村ヶ岳トレッキング(敗退)

土日の2日間でしまなみ海道を走ろうと思っていたが、仕事が片付かず土曜日だけ山遊びをしてきました。六甲山地獄谷ルートを計画していたがマックスバリュー氏の「雪山へ行きたい!」発言から奈良は大峯・稲村ヶ岳に向かうことになりました。
まさかこんな目に遭うとは・・・撤退を余儀なくされた状況で自分の情報収集不足と大峯の厳しさが身に染みました。

3月5日(土)

8時に大和八木で待ち合わせ、マックスバリュー家の車で洞川温泉へ。前回はガチガチに凍っていた路面も大丈夫そう。冬の稲村は意外と人が多いと聞いていたので雪の状況も含め安心する。

洞川温泉駐車場から歩き始め10時登山口に到着。登山届をポストに入れ無事を祈る。
登山道の足跡は疎らであるが迷うことのないルートをサクサク登る。途中見える山々の白く染まった景色に感動。マックスバリュー氏はなかなかバテ気味。

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山が白い。

登山地図夏山1時間20分のルートを丸々1時間20分かけて法力峠に到着。小休止。
吹き溜まりである観音峰に向かうルートも雪は前回よりマシでこの先も恐らく大丈夫であろうと考える。雪の量は大したこと無いのだが・・・。

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手前赤が僕のザック。

法力峠から山上辻(稲村小屋)へ。小屋から先は踏み跡なく行けないという情報があったので小屋で引き返そうと思っていた・・・。

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雪道。まだ大丈夫。

法力峠から先に進むが一向に人影は無く、相変わらず足跡も疎ら。
高度を増すごとに霧氷が見れ最高の景色になる。遠く見える大日岳も真っ白で期待。

高度を増すごとに増える霧氷。そして比例して危険な箇所も増える。
尾根沿いではなく、斜面に無理矢理道を作ったような形になっているので雪が積もると非常に危ない。更に、一度溶けた後、先週の寒さでまた積もったであろうサラサラのパウダースノー。

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白銀の世界。

枯れた沢のような地形を何度もトラバースするが、斜面に沿っている上、パウダースノーで足場は固まらず、何度も滑落しそうになる恐怖。
法力峠から夏山では1時間10分で到着するルートを2時間近くかけても小屋まで到着しない。危ない足場。マックスバリュー氏が斜面で動けなくなる。「救助を呼んでくれ・・・」

正直リアルやった。これより先も危ないトラバース箇所があると想定されたので、小屋手前1,500メートル地点で引き返す。
引き返すのも正直、危なくて仕方なかった。お互い真剣な顔つきで斜面を戻る。
ストックを雪に突き刺して手ががりにするがサラサラの雪なので難しく、雪の中の土まで勢いよく突き刺す。雪山でピッケルが必要な理由がリアルに解る。

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平らな場所でコース確認して引き返す。

14時半に法力峠へ。空腹も感じる暇がなかった。
峠までこれば安心なので昼食にする。

暫く経つと後ろから1組のパーティがやってきた。その2人組も小屋手前で引き返したとのこと。トラバースに失敗し、10メートル滑落して命辛々帰ってきたとのこと。
どうやら冬の稲村ヶ岳は難易度が高く、何人も滑落者がいる模様。特に今年は雪が多かったので。
下手したら死んでるな・・・。
お互いの無事を喜び、コーヒーを飲んで別れる。僕らはもうちょっとのんびりしてから下山。

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いつもの・・・(笑)

洞川温泉に帰還したのが17時。雪に身を埋めながらトラバースしたためお互いビチャビチャだったので温泉が気持ちいい。そして夏は大峯登山の玄関口なので洞川温泉なんて入れるものではないが、客は法力峠で出会った2人組しかおらず貸切状態。
温泉後、八尾で回転寿司を食べマックスバリュー氏と別れる。

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洞川温泉にて。

今回の山行は非常に勉強になった。
大峯の雄大さもさることながら、冬山の厳しさを身をもって経験した。自分自身の浅はかさも。何か起こってからでは済まない・・・。
でも、こんな経験が出来て幸せだと思った。本気で真剣になれる経験が自分の身になればと思う。
湿って足場が固まれば冬でも行けるが、パウダーじゃ無理だと思った。今でも思い出すと鳥肌が立つ。でもそんな経験を乗り越えて一番キレイな景色が見たい!ただそれだけを原動力に、次は違うルートで何とか攻めてやろうと諦めない自分も居たりする。

馬鹿なとこは死ぬまでなおらないかもしれない・・・。
ただまあ、程々に楽しみます・・・。
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